■酒井 智巳の書籍 the books written by Tomomi Sakai

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FAQ

Faq


本自体

Q. どのような人向けの本ですか?

A. 文字通り「初めて作る人のための本」で「作ってみること」を重視しています。回路図が読めない人でも製作出来て、それでいて実際に使えるものを目指しました。出版までにテスト製作したものは著者や編集者が実際に実用品として使用しています。サラリーマンの平均的なお小遣いの1/3である1万円を予算に、出来るだけ音質に優れるものを目指しました。もしあなたがミニコンポやPCスピーカーをお使いなら、その音質にも価値を感じていただけるのではないかと思っています。専門誌の回路図を見ながら作る人の期待するものではありませんし、電子工学の勉強の本でもありません。


使用に関して

audio-technica AT-PL30 レコードプレーヤーQ. レコードプレイヤーはつなげますか?

A. MMカートリッジで直接つなぐことの出来る製品が発売されています。ボリュームをつけたパワーアンプ、プリアンプ、ヘッドフォンアンプ、どれにでも使用可能です。Amazonにリンクしていますので購入も可能です。

audio-technica AT-PL30 レコードプレーヤー
Q. この本のアンプに合うスピーカーは何ですか?

A. 安くあげたいのならFOSTEXのFE127Eをお勧めします。ユニット(スピーカーの部分だけ)での販売になるので、箱は自分で作ることになります。
 しかし、付属の説明書を東急ハンズに持ち込みカットサービスで「これを作りたいのですが」と言えばカットしてくれます。あとはカラーボックスを作る程度の作業で完成させられます。ユニット以外に必要なものは
 ・タイトボンド
 ・ターミナル
 ・配線材
です。熱心なファンには人気がないようですが、FE127Eは上品なバランスのいい音で、派手さはありませんが、最初の1ペアには向いていると考えています。また、防磁タイプなので使用場所も選びません。


Q. ヘッドフォンアンプに適した電池は?

A. あくまで一例としてですが、秋月電子で販売されている006P型ニッケル水素電池 GP20R8Hなどがいいかと思います。充電器のキットも販売されていますし、共に比較的安価です。試作は旧タイプのGP17R8Hを使用しました。


製作に関して

Q. 電子工作はまったく初めてなのですが。

A. ハンダごてを握るのが初めてだと言う方には、最初に秋月電子の充電器のキットを作ってみることをお勧めします。この充電器はヘッドフォンアンプに使用できるニッケル水素電池の充電が可能で、ユニバーサル基板に工作する感覚も学べます。ハンダづけに付いてはパワーアンプの本をご参照ください。
 もう一点大切なことは、いかに状況を簡単にするかと言うことです。様々な道具を使い、工作を簡単にする工夫をします。必要な道具についてはパワーアンプの本でも解説していますが、ヘルパーを使ったり、セロハンテープなどを使ったりします。ヘルパーはホームセンターなどで見かけることもあります。


Q. 本に掲載されている部品が手に入らない場合は?

A. 部品表は一例ですので、同等のものなら動作します。製造中止になった部品の代替品については正誤表に掲載してあります。


Q. TDA1552Qの代わりにTDA1557Qは使えますか?

A. データシートによると細かい点で違いはありますが、ピン配置などは基本的に同じなので製作可能です。
 入力のカップリングコンデンサの容量が0.27μFと少し大きくなっている点だけが本と違います。本の通りの数値を採用した場合、理論的にはやや低域が薄くなりますが、わずかな差だと思います。


Q. DALE CMFの定格は?

A. DALE CMF-55は1/2Wだと聞いていますが、1/4Wのもので大丈夫です。本の通りに作る場合はサイズが重要になりますが、一般的な抵抗の1/4Wのものなら図の通りに組み立てられると思います。


Q. アクティブ・プリアンプのフィルムコンデンサと積層セラミックコンデンサの定格は何Vですか?

A. 試作で使用したものはそれぞれ63Vと50Vです。そこまで必要ありませんが、単に入手できたものがその電圧だったということです。一般に入手できるものは大抵そのくらいからだと思います。


Q. BlackGateの16WVはどういう意味ですか?

A. WVはWorking Voltageの略で、定格電圧のことです。メーカーにより単にVと表記されることもあります。


Q. パワーアンプにボリュームを付ける場合は何kΩがいいでしょうか。

A. 機器の構成にもよりますが、10kΩか20kΩが無難だと思います。


Q. 電源ジャックの極性は?

A. 接続するACアダプターによって異なります。ACアダプターのどこかに記載されています。記載のない場合はテスターで確認するしかありません。自分の経験ではほとんどは外側がマイナスで内側がプラスでしたが、稀に逆のものがありますので配線には十分ご注意ください。逆に接続すると壊れる恐れがあります。


Q. 「はじめてつくるパワーアンプ」の電源は何に組むといいでしょうか?

A. ユニバーサル基板が簡単でしょう。72x48mmで間に合うと思います。部品の足がきつくて入らない場合は、ドリルかキリなどで少し広げます。
 ラグ板に組むと基板ほど自由度が無いので配置により知恵を絞る必要があると思いますが、部品の交換や、大きなコンデンサをつけるのは基板よりやりやすいかもしれません。
 最初に部品をはめてみて、位置を確認し、必要ならメモしておきます。部品の向きは、はめる前、はめた後、何度でも確認してください。完成させたら念のため、配線を「プラス側だけ辿ってみる」「マイナス側だけ辿ってみる」といいでしょう。
 すべて大丈夫なら本体に繋ぐ前に電源を入れ、テスターで電圧が約12Vであることを確認します。その後、極性を間違えないように細心の注意を払いながら本体に繋ぎます。
 ACアダプターの質がもともと良かった場合はあまり違わないかもしれませんが、大きなコンデンサ(1万μFなど)や高音質のものを付けた時はそれでも差が出ると思います。


Q. 電源を同じケース内に一緒に組み込んでもいいですか?その場合、配置などは?

A. 全体に難易度がやや上がると思いますが、組み込むこと自体は問題ありません。ただし、別に作る方が簡単で問題が少ないと思います。
 配置は非常に多くの要素が複雑に絡み合っており簡単に説明することは出来ませんが、一番重要なポイントはトランスとアンプ部の「角度」と「距離」です。コアの向きの延長線上にアンプ部が来ることを避けることと、出来る限り離すことが必要です。また、トランスには交流が流れますが、その配線は
・出来る限り短くする
・行きと戻りを必ず捻る
・出来るだけアンプ部より離す
ことが必要です。電源と音声信号の入力は出来るだけ遠ざけてください。また不要な配線が這い回ることなく全体がなるべく短く収まるように配置を考えてください。
 また、トランス自体の作りでも大分変わってきます。トロイダルのもの(ドーナツのような形)は影響が少ないですし、EIコアのもの(四角くて背が高めのもの)でもショートリング付きのものの方が基本的に優秀です。トロイダルトランスは多少高価ですが、RSコンポーネンツで入手出来ます。


Q. 製作した電源1つでプリ・パワーを同時に動かせますか?また、ヘッドフォンアンプに使えますか?

A. 同時に動かすことも出来ますが、音質が劣化しますのでお勧めしません。ヘッドフォンアンプには使用可能です(ただし、音質は電池より劣る可能性があります)。


Q. 回路図が欲しいのですが。

A. 巻末の問合せ先にご連絡頂ければ、技術評論社からお受け取りになれます。また、もしこのシリーズの続刊が出るようなことがあれば、今後は掲載することを考えています。


Q. パワーアンプのケースに入れたところが見たいのですが。

パワーアンプの全体図A. 一例を描き起こしました。図をクリックすると拡大図がご覧になれます。ケースの形状はやや異なりますが、サイズはYM-130とほぼ同じです。ICをケースに密着させて何らかの方法で固定してください。パーツショップで販売されている放熱用のグリスを接触部分(ICの銀色の部分)に塗るとより効果的です。固定はネジが一般的でしょう。ICの切り欠き部分を利用して3mmのネジ2本で固定します。
 また、パワーアンプの背面の穴の加工図をYM-130とYM-150を例に挙げて描いてみました。ほぼ実物大なのでプリントアウトしてケースに貼り付けて加工出来ます。ただし、使用する部品の穴の大きさはメーカーなどにより異なりますので、現物合わせで確認しながら加工するようにしてください。
a_sample_of_processing_holes.pdf


Q. 穴加工用の電動工具はどこのものを使用していますか?

A. ボール盤は「REXON RDM-10」、コードレスドライバードリルは「SHINKO SEISAKUSHO CDD-48C」です。どちらもホームセンターで購入した低価格品で、後者を使うことがほとんどです。


TIPS

・通販を安く利用するコツ

 振込みはクレジットカードやネットバンクの無料振込みを使い、すべて無料にします。新生銀行は月5回まで他行への振込みも無料です。クレジットカードはセゾンなどを使えば年会費も無料です。
 よく調べると同じ部品や代わりになるものを扱っている場合がありますので、出来るだけ少しの店に絞って送料を抑えます。
 東京に住んでいる人でも秋葉原までの電車代を考えれば、特別有利でない場合も多いはずです(実物を見られる点は羨ましいですが)。通販は一緒に請求されるので高く感じると言うこともあるでしょう。例えば、共立エレショップは普通郵便+クレジットカードで買えば小物は送料は140円のみで他には掛かりません。電車代よりむしろ安く済みます。


・工具代を押さえるコツ

 100円ショップを利用します。ダイソーなどではホームセンターとどう見ても同じものが100円で買える場合も少なくありません。
 また、ホームセンターなどのセールを利用して、日頃から工具を少しずつ集めておきます。お正月の売り出し、夏休み前のセールなど、様々なタイミングで工具が非常に安く買えるときがありますので、普段から広告に眼を光らせておくといいでしょう。


質問に関して

 質問は、下記の条件を満たしているものに限ります。

・本の内容に関するもの。
・FAQ(このページ)やトラブルの対処法に書かれていないもの。
・アンプは本のとおりに作成すること。
 改造や変更はご自由にやっていただいて構いませんが、ご質問はご遠慮ください(ちょっと考えれば、これは無償で設計の依頼をすることと同じだと分かるはずです)。
・質問は1回の回答で完結できるよう、十分な説明を書いてください。
 例えば、単に「動きません」と言われても何も分かりません。結果的に何度かになる場合は仕方ありませんが、情報を小出しにし、まるでチャットをするように何度も何度も返事を要求するようなメールはご遠慮ください。
・トラブルに関する質問の場合は、解決に向けてご自分で行ったことを最初にすべてお書きください。

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 本業優先のため、回答には最長1ヶ月近くかかる場合がありますのでご了承ください。
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