コーヒー観

僕のコーヒーに対する見方、単なる個人的な見解です。

目次

... 2009年7月15日更新
... 2005年5月1日更新
... 2005年1月3日更新
... 2006年1月3日更新

好きな味


 とろりとした濃厚さがありながら、それでいて苦味のない、香りの良いコーヒーが好きです。イメージはカカオのドリンク。深煎りの焼けすぎでない豆を使い、ネルでゆっくり時間を掛けて落とすと理想に近い。

好きなコーヒー豆


 僕は素材とともに焙煎が重要だと思っていて、スペシャルティかどうかよりむしろ「誰が焙煎したか」を気にします。「生豆7割、焙煎2割、抽出1割」という言葉があるそうですが、僕は比率ではなく、乗算だと思っています。「生豆x焙煎x抽出」で各数値は0〜1として、すべて1なら答えも1、つまりあるがままの美味しさを味わえると考えます。生豆が0.3なら他が完璧でも0.3ですから「生豆の味が大半を決める」と考えるのも分かりますが、焙煎で0.8であれば最高で0.8になってしまうし、抽出で0にすることも可能だと思います。例えば極細挽きにして100度のお湯で10分掛けてドリップすれば、素晴らしい豆だって不味くて飲めないでしょう。

好きな淹れ方


 ネルドリップです。以前はコーノ式のペーパードリップと、ボダムのフレンチプレスを使っていましたが、一度ネルドリップで飲んだらもう飲む気がしなくなりました。フレンチプレスは技術が要らないというメリットがありますが、味の調節幅が狭く、飲む人の好みに合わせるということが不得意で、デミタスは淹れることすら出来ませんし、僕の好きなチョコレートドリンクのようにとろりとした甘い後味のいいコーヒーもできないのです。それゆえ僕はネルドリップが好きです。
 ただ、イタリアに行った時にバールでエスプレッソを飲んだら本当に美味しかったんですね。イタリアの目指すコーヒーとはこういうものかと始めて知った気がします。某有名チェーン店で飲んだエスプレッソは何とも思いませんでしたが、ちゃんとしたバリスタの煎れたエスプレッソは本当に美味しかった。別物なので、ドリップとエスプレッソのどちらが美味しいとはいえません。

好きな飲み方


 一番好きなのはそのままです(つまり「ブラック」ですが、僕はその言い方があまり好きではありません)。本当に美味しいコーヒーなら、誰でもそのまま飲めると思います。僕もまずいコーヒーは砂糖かミルクを入れないと飲めません(僕の体験では日本の外食で美味しいコーヒーに当たることは99%ないと思います。それゆえ多くの人が何か入れないとコーヒーは飲めたものではないと思っているのだと思います)。また、本当に美味しいコーヒーは砂糖やミルクを入れると味が分かりにくくなって、せっかくのいい味がもったいないのです。ただ、純粋主義者でないので、アレンジコーヒーもたまに飲みます(まったく違う飲み物に感じますが)。

自家焙煎店の判断基準


 簡単に優良店を見分ける方法は「焙煎日はいつですか?」と聞くことで、「即座に」「具体的な」回答が返ってくる店は優良店で、後は味が自分の好みかどうか判断すればいいだけだと考えています。「あいまいな返事の店」や「薀蓄を垂れる店」は僕はパスします。
 「十分新しいです」とか「美味しいものしか販売していません」という答えはあいまいだと判断します。「昨日です」「今週の月曜日です」というのが僕の期待する明確な回答です。
 美味しさに自信のある店は余計なことは言わないと感じます。これは、聞いたら教えてくれることとは違います。
 ハンドピックも同じですが、豆を捨てれば店は損をするのですから、一番端的に店の姿勢が現れるのが鮮度で、しっかりできていて他が最悪ということはまずないと考えています。
 上記は僕の体験から判断した個人的に有効だと思っている方法に過ぎませんので、最終的にはご自身でご判断ください。